贅沢過ぎる! サーキットと公道で“ヴェゼル Modulo X”をじっくり試乗【Modulo 体感試乗会 in 茂原】

  • 筆者: 伊藤 梓
  • カメラマン:小林 岳夫・ホンダアクセス
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ホンダアクセスが全国各地で実施中のModulo体験イベントに潜入! 千葉・茂原で開催された今回のイベントのメインテーマは、ラインナップが追加されたばかりのコンパクトSUV“VEZEL Modulo X(ヴェゼル モデューロ エックス)”だ。

>>VEZEL Modulo Xの魅力を体感! 試乗会の模様を画像で見る!

目次[開く][閉じる]
  1. 人気コンパクトSUV ヴェゼルにも遂に“Modulo X”が登場
  2. あえてサーキットを会場に選んだ理由とは
  3. サーキットのみならず公道でもModulo Xの違いをしっかり体感
  4. 普段の街乗りよりもクルマの挙動が体感しやすいサーキット走行
  5. クルマの楽しさも思い出させてくれるステキなイベント

人気コンパクトSUV ヴェゼルにも遂に“Modulo X”が登場

Hondaのコンプリートカーである“Modulo X”(モデューロ エックス)は、ノーマルのホンダ車をベースとして、さらに空力性能の向上や足回りなどを鍛え上げ、走る楽しさや車内で過ごす空間をより心地いいものにしようと、ホンダアクセスの手により開発されたモデルだ。昨年2019年には、ホンダ車の中でも特に人気を博しているコンパクトSUVのヴェゼル ツーリングとヴェゼル ハイブリッドにも、ファン待望のModulo Xが追加された。

ただ、ニューモデルとはいえModulo Xはすべてのディーラーで一斉に試乗車が用意されている訳ではないから「クルマは気になるけど、試乗しないと検討できない」と考える方も多いかもしれない。

そこでホンダアクセスは、Moduloの体験イベントを行っている。Modulo Xの試乗車に乗れるだけではなく、Moduloがどういうブランドなのかをたっぷりと知ることができ、さらにModulo開発アドバイザーである土屋圭市さんの運転するクルマの助手席でプロドライバーのテクニックを体験できるという、とてもスペシャルなイベントだ。今回は千葉県にある『茂原ツインサーキット』でヴェゼル Modulo Xを中心とした体感イベントが行われるとのことで、早速取材に訪れてみた。

あえてサーキットを会場に選んだ理由とは

会場の茂原ツインサーキットは、小さめのコースがふたつ併設されたミニサーキットだ。ただ、このサーキットがイベント会場に選ばれているのは、「全開走行して楽しんでください!」という訳ではなく、あくまでヴェゼルのノーマルモデルとModulo Xをしっかりと乗り比べてもらうため。Modulo Xは、走りの良さを大切にしているが、それは単純に「スポーツカーのような走りをする」というよりも、「ドライバーだけでなく同乗者全員が心地よく乗ることができる」という意味合いが大きい。今回の主役となるホンダ ヴェゼルは、ノーマルタイプに乗ってみても「良いクルマだなぁ」と感じるモデルだが、Modulo Xはそれがさらにワンランクアップしているという。

サーキットのみならず公道でもModulo Xの違いをしっかり体感

クルマの記事を書く仕事をしているとつくづく感じるのが、クルマは長く乗ってみないとその本当の性質が見えてこないということ。Modulo Xの試乗会ではそれをきちんと見越していて、サーキットや公道コースなど、合わせて約1時間かけ乗り比べる。試乗車には、ターボモデルのツーリング、ハイブリッドのFF車と4WD車の3バリエーションが用意された。なるべくクルマと長時間接してもらうことで、クルマの良さを自らの手で体感してもらおうという意図が伝わってくる。

普段の街乗りよりもクルマの挙動が体感しやすいサーキット走行

まずはサーキット内での乗り比べだ。茂原ツインサーキットは小さなコースだが、タイトなコーナーが連続しつつも中速コーナーもあって、思いのほか起伏もある。普段よりたくさんハンドルを切ったり、アクセルやブレーキも強めに踏むので、クルマの挙動がより分かりやすく、ノーマルとModulo Xの違いも明確に見えてくる。

とはいえもっとも大切なのは、日常と同じで公道を走るシーンだ。公道で普段通り運転することで、また新たな発見をすることができる。

スポーツ性と上質さ、Modulo Xが目指した欲張りな二面性を再確認

今回参加された方々にも試乗した感想を聞いてみた。

都内からお越しのSさんは、フリードをファミリーカーに、そして趣味のクルマとしてS660にも乗っているという。以前からModulo Xが気になっていたが、近くのディーラーには試乗車がない。そこで、webや雑誌で情報を見たが、やはり実際に触ったことがないので『書いてある通り、本当にこんなに良いクルマなのかな?』と半信半疑だったそう。

参加した感想を伺ってみると『正直、今日は参加しなかった方が良かったかも……と思っています』とおっしゃるので、面食らってしまった。試乗した感触が良くなかったのだろうか?と心配になったが、実はまったくの逆。『実際にノーマルとModulo Xを乗り比べてみて、自分でModulo Xの良さがはっきり分かってしまったので、本気で欲しくなっちゃいまして(笑)』

これまでは憧れの存在だったModuloが、実際に触れてみて買いたくなってしまったそうだ。

どんなところが良いと感じたか聞いてみたところ『ノーマルのヴェゼルも充分良かったのですが、Modulo Xはより上質なクルマに感じました。サーキットで運転したときには、背が高いクルマなのにふらふらとすることもなく、まるでスポーティなクルマみたいにキビキビ走れたのに対して、公道で乗ってみるとしっとりとした乗り味で高級なクルマのようだと思いました。その二面性を両立できているところがすごいと思いましたね。新しく開発したという専用フロントスポーツシートも、ずっと座っていられそうなくらい座り心地が良かったところも好印象でした』

思った通りピタッと曲がり、ピタッと直進してくれる!

埼玉県からお越しの清水さんは、『実際に運転してみると、サーキットより一般道の方が違いがよく分かりました。たとえば、ノーマルだとカーブを曲がっている時に無意識にハンドルを切り足したりするんですよね。それがModulo Xだとピタッと思った通りに曲がってくれるので、“スムーズに運転できているな”という感覚がありました。そして、常にクルマに余裕がある感じがするんですよね。まっすぐ走っている時も、普段は自分の知らないうちに微妙にハンドルを修正していると思うのですが、Modulo Xは本当にピタッとまっすぐ走ってくれるので、遠出も楽にできちゃう気がします。どうやったらこんなにノーマルと違いを出せるんだろう?と驚きましたね』とのこと。

どの参加者の方々もノーマルからModulo Xに乗り換えて戻ってくると、パッと顔が明るくなるのが印象的だった。

クルマの楽しさも思い出させてくれるステキなイベント

Modulo開発アドバイザーである土屋圭市さんも、『我々がどんなに“開発頑張りました!”“良いクルマできました!”と言っても、それだけでは本当のクルマの良し悪しは伝わらない。だから、絶対にModulo Xに乗っていただく機会が必要だと思って、こうやってModuloを体感していただくイベントを続けています』と語っていた。

ヴェゼル Modulo Xの試乗だけではなく、トークショーがあったり、開発者の方と直接話ができたりするのもこのイベントの良い点だと思う。特に試乗車の中で、土屋圭市さんや開発者の方からクルマのポイントや開発の細かい話を直接聞けるというのは、それだけでも特別な体験だ。最初は緊張していた参加者たちも、プログラムの最後に土屋圭市さんの横に乗せてもらえる同乗走行を終えて戻って来ると、全員子供のようにいきいきとした表情になっていた。

Moduloのイベントは、Modulo Xの良さをたっぷりと体感できるのはもちろん、改めてクルマの楽しさも思い出させてくれるイベントなのだなと感じた一日だった。

[筆者:伊藤 梓/撮影:小林 岳夫・ホンダアクセス]

2019年夏に開催された“Modulo 体感試乗会 in 富山”の模様

ホンダ/ヴェゼル
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新車価格:
239.9万円341.9万円
中古価格:
75万円389万円

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伊藤 梓
筆者伊藤 梓

グラフィックデザイナー時代にミニカーの商品を担当するようになってから、どっぷりと車に魅了されるように。「こんなに人を惹きつける車というものをもっとたくさんの方に知ってほしい」と、2014年に自動車雑誌の編集者へと転身。2018年に、活動の幅を広げるために独立した。これまでの経験を活かし、自動車関係のライターのほか、イラストレーターとしても活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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