ウインタータイヤ部門で北欧No.1シェアを誇る「NOKIAN TYRES(ノキアンタイヤ)」からスタッドレスタイヤ「ハッカペリッタR5」が登場! 高速操縦安定性が高い理由やラインアップされる3モデルの特徴や違いをご紹介/ノキアンタイヤ Vol.2

欧州のプレミアムカーメーカーが推奨するウインタータイヤ

ノキアンタイヤ ハッカペリッタR5

BMW、ミニ、ランドローバー、ボルボなどのプレミアムカーメーカーがウインタータイヤとして推奨している「NOKIAN TYRES(ノキアンタイヤ)」。スウェーデン警察が使用するボルボの警察車両も、ノキアンタイヤのスタッドレスタイヤを装着しています。それらの事実だけでも、ノキアンタイヤのウインタータイヤが欧州で高く評価されていることを十分にお分かりいただけるでしょう。

そんなノキアンタイヤのスタッドレスタイヤがいま、日本で大きな関心を集めています。

ノキアンタイヤは1936年から「HAKKAPELIITTA(ハッカペリッタ)」のブランド名でウインタータイヤを展開。2022-2023シーズンの注目は、何といっても新発売の「R5」シリーズです。

スタッドレスタイヤのハッカペリッタR5シリーズは、“走る” “曲がる” “止まる”が大きく進化し、乗用車用、ミニバン&SUV用、EV車用の3モデルをラインアップしています。

今回はハッカペリッタR5シリーズの各モデルの特徴や違い、雪上・氷上性能、ドライ路面での操縦安定性の高さなどをお伝えしていきます。

前回のVol.1ではノキアンタイヤを知ってもらうために、歴史や生産管理体制、輝かしい実績の数々を紹介しています。ぜひそちらも併せてお読みください!

扁平率45以下のサイズは許容最高速度190km/h! 優れた高速操縦安定性を持つスタッドレスタイヤ

ノキアンタイヤ ハッカペリッタR5

ハッカペリッタR5シリーズは、ノキアンタイヤが誇るスタッドレスタイヤのフラッグシップ。

・乗用車用の「R5」

・ミニバンやSUVの特性に合わせた「R5 SUV」

・EV車に最適な「R5 EV」

の3モデルをラインアップしています。

ハッカペリッタR5シリーズが冠する「R」は、速度記号のR(許容最高速度170km/h)が由来です。ハッカペリッタR5シリーズは許容最高速度170km/hを実現する高速操縦安定性をコンセプトのひとつとして開発されたスタッドレスタイヤというわけです。

さらに、扁平率が45以下と低扁平のモデルでは、スタッドレスタイヤとしては異例の速度記号T(許容最高速度190km/h)を実現。 日本のタイヤメーカーが製造するスタッドレスタイヤの許容最高速度は160km/hが一般的なので、この数値からもハッカペリッタR5シリーズの優れた高速操縦安定性が分かります。

それを可能にしているのが、トレッドの中心部から左右にオフセットされたパターンを採用した「バランスドトレッドブロックデザイン」や、トレッドブロックに刻まれる溝の内部形状を3D化した「3Dロックサイプ」などの独自構造です。さらに接地面のブロック配置にこだわることで、走行ノイズの低減も実現。そして、スパイクのように氷を掴む「アークティックグリップクリスタル」という独自の結晶をコンパウンドに配合し、氷上での優れたグリップ性能を備えることにも成功しています。

それら数々の独自構造は企業秘密のため、ほとんどが明らかにされていません。しかし、トレッドを凝視するだけでもノキアンタイヤの技術開発力を窺い知ることができるはずです。

ハッカペリッタR5シリーズの3モデルの特徴や違い

「R5」「R5 SUV」「R5 EV」と3種類をラインアップするハッカペリッタR5シリーズ。ここからは、各モデルの特徴や違いなどをご紹介していきましょう。

クーペやセダンからハッチバック車など、幅広い車種に対応する「R5」

ノキアンタイヤ ハッカペリッタR5

乗用車用の「R5」は、環境に配慮し、天然ゴムや植物由来オイルなどを配合したグリーントレースコンパウンドを採用。優れたウインターグリップを発揮しつつ、低い転がり抵抗を実現しています。

サイズはクーペやセダン、ハッチバック車などにまで幅広く対応する14〜20インチを用意。フォルクスワーゲン、アウディ、BMW、メルセデス・ベンツなどの輸入車をはじめ、国産車も装着可能です。半数を超えるサイズが許容最高速度190km/hという、日本メーカーのスタッドレスタイヤではみられないハイスペックを備えています。

サイドウォールにアラミド繊維を配合! 高い剛性を誇るミニバン&SUV向けの「R5 SUV」

ノキアンタイヤ ハッカペリッタR5

「R5 SUV」は、乗用車と比べて車重があるミニバンやSUVへの装着を想定して2プライ(2枚合わせ)構造のトレッド面を採用。コンパウンドも専用の剛性が高いタイプを使用しています。

しかもサイドウォールのコンパウンドには、防弾ベストなどにも使用される高強度なアラミド繊維を配合。耐久性や耐衝撃性に優れたアラミド繊維によって、パンクや損傷のリスクを大幅に軽減しています。

サイズは16〜22インチを用意。海外自動車メーカーのSUVの他、トヨタ アルファード/ヴェルファイア、三菱 デリカD:5などの国産ミニバンにもおすすめです。

「テスラには絶対コレ!」といっても過言ではないEV車用の「R5 EV」

そもそもドライ路面での走行ノイズが少ないハッカペリッタR5シリーズですが、EV車用の「R5 EV」にはさらに静かに走るための工夫が施されています。それがタイヤ内側のトレッド面に配置された吸音スポンジです。アコースティックフォームと呼ばれるスポンジ層をタイヤの内側に追加することで、タイヤ内の共鳴音をカット。車内に伝わる走行音を軽減してくれるのです。

EV車は発進時にガソリン車よりも大きなトルクが発生するので、「R5 EV」はトレッドの剛性も強化しています。サイドウォールのロゴを空気力学に基づいて凹文字とするなど、小さなところでも航続距離の向上を追求しています。

サイズは18〜21インチを用意。テスラなどのEV車が装着すると、車両の特性をより引き出すことができます。

ユーザーレビューにはノキアンタイヤのスタッドレスタイヤを絶賛する声が多数!

ノキアンタイヤ ハッカペリッタR5

北欧でナンバー1の使用率を誇り、日本でも関心を集めているノキアンタイヤのスタッドレスタイヤ。実際に使用した人は、どんな感想をお持ちなのでしょうか。その声を紹介しているのが「ノキアンタイヤ ユーザーレビュー」です。投稿例を3つご紹介しましょう。

HS様 30代 男性 山口県/購入年:2021/購入商品:ハッカペリッタR3/装着車両名:ジャガー XFスポーツブレイク

普段はほとんど雪の降らない地域ですが、毎冬スキーに行くので、スタッドレスタイヤが必須です。車の買い替えにより、タイヤも新たに調達する必要があり、今回はメーカーが推奨されているタイヤに変更しました。普段のドライ面では、そこまで柔らかさを感じず運転することができました。また、車自体が異なるので前と比較はできませんが、雪道での運転も全く問題なく、スキーの道中運転するのがとても楽しくなりました。来年もまたスキーに行くのが楽しみです。


NG様 50代 男性 長野県/購入年:2021/購入商品:ハッカペリッタR3/装着車両名:FIAT パンダクロス

2度目のノキアンタイヤです。最初に履いたハッカペリッタではウインタータイヤであるにも関わらず、高速道路でも腰砕け感が無く安定して走れることに驚きました。また、移住後に初体験となる積雪路や凍結路でも自信を持ってドライブできたことも大きかったです。スタッドレスタイヤとしては静粛性も優れていると思います。居住地域が山間なので上り下りやカーブが多いのですが、1本目を2シーズンで履き潰すくらい冬季走り回ってみて、どんな状況下でも安心して走れるタイヤだと確信できました。そのため他メーカーの冬タイヤはまったく検討することなく、今回もノキアンタイヤを選択しました。楽しい冬のドライブに欠かせないタイヤだと思っています。


TT様 40代 男性 石川県/購入年:2021/購入商品:ハッカペリッタR3 SUV/装着車両名:Audi Q5

これまで国内外のメジャーな銘柄のスタッドレスタイヤを経験しましたが、まず静粛性とドライ性能の高さに驚きました。乗り心地も素晴らしく、特にサイドのサイプが三次元形状により支え合っているおかげでコーナーでの安定感がしっかりと感じられ、重いSUV&スタッドレスで経験するタイヤのヨレが極限まで押さえ込まれている事が実感できます。サマータイヤからウィンタータイヤに履き替えた際に感じられる不安定性や不快感が無いのは特筆ものです。そして肝心の雪上性能は、敢えて雪道を走りたい! と思わせるほどであり、他のメーカーより劣っている点を見つける事は出来ません。最も素晴らしく感じたのは停止時からの発進が極めて力強い点です。雪を噛み締めながらトルクが伝わっている事が走行音からも感じられます。もう一点、コーナリングでの横滑りが少ない事も挙げておきます。もちろん、雪上でのブレーキ性能も全く不満はありません。残念ながら氷上は経験出来ずですが、ちょっとした凍結路面は問題無く安定しています。


2022年秋の段階で投稿されているレビューは、2020年版と2021年版になるため、主な対象は従来モデルの「ハッカペリッタR3」です。R3シリーズのコメントを見る限りでも、国産ミニバンや軽自動車、海外自動車メーカーのSUVまで、幅広い車種のユーザーが満足していることがうかがえます。2022-2023シーズンも引き続き日本国内販売されるR3シリーズも、スタッドレスタイヤとしての十分な性能を備えているといえます。

>>「ノキアンユーザーレビュー2021年版」のユーザーレビューはコチラ!

新発売のハッカペリッタR5シリーズは、さらにその上を行く進化を遂げているとのこと。今冬のスタッドレスタイヤをどうしようか考えている方は、ノキアンタイヤの「ハッカペリッタR5」シリーズを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?

>>「ノキアンタイヤの販売店検索」や「商品詳細」のページはコチラ!

▼ハッカペリッタR5の紹介動画はこちら!(YouTube:阿部商会Channel)

筆者   井口 豪
1975年4月29日生まれ。血筋は九州だが、出身は埼玉県。タウン誌編集部や自動車雑誌編集部勤務を経て、2004年にフリーライターに転身。多彩な趣味を持つウンチク好きの性分を生かし、自動車関連、ファッション、スポーツ、ライフスタイル、医療、環境アセスメント、各界インタビューなど、幅広い分野で執筆活動を展開する。2022年には令和3年度行政書士試験に合格し、東京都行政書士会に登録。「行政書士いのくち法務事務所」で行政書士業務もこなすマルチ法務ライター。
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