地元京都に作られたアルフレックスの新社屋&ショールームラウンジを紹介! アドセットのトラベルバンの最新モデル「エレメント」を展示!/ADDSET Vol.8

誕生から20年! 地元京都に作られた新社屋&ショールームラウンジ「アルフレックス・ショーラウンジ」

あたたかみがあるのに、シックで派手すぎずにかしこまりすぎない…。そんな”セミフォーマル”という言葉がピッタリなパッケージを持つのが、「ALFLEX(アルフレックス)」がプロデュースするブランド「ADDSET(アドセット)」のトラベル バンコンバージョン・キャンピングカー(トラベルバン)です。

目指しているのは、「日常的に使えるのに乗って楽しく、便利で格好良いクルマ」。明確な哲学と他の追随を許さないオリジナリティで仕上げるアドセットのクルマたちは、一般的な“キャンピングカー”とは一線を画す、贅沢な時を過ごせるプレミアムカーとして、羨望の眼差しを集めてきました。

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そんなアルフレックスが京都に誕生して20年。それを記念して作られたのが「ALFLEX SHOW LOUNGE/アルフレックス・ショーラウンジ」と名付けた新社屋とショーラウンジ。寛ぎながらゆっくり話ができる落ち着いたスペースは、アドセットのトラベルバンにいるかのよう。今回は、アルフレックスの新社屋を紹介するとともに、進化を続けるクルマづくりへの想いを、アルフレックスの竹山嘉伸代表にうかがいます。

また、後半では、これまでの概念を覆す低価格でキャンピングシーンを驚かせた、アドセットの最新モデルである「ELEMENT(エレメント)」(車両本体価格470万円)を紹介します。

最大2組の完全予約制! オーナーだけに与えられた特別な空間が味わえる

いぶし銀の瓦を思わせる黒い外壁に、石畳の土間を想起させる和テイストのエントランスを持つ「アルフレックス・ショーラウンジ」。約500坪の敷地には、ファクトリーと事務所、そしてトラベルバン4台を眺めながらゆったり寛げるショーラウンジで構成されています。アルフレックスの竹山代表に、新社屋オープンにかける想いをうかがいました。

ショーラウンジは完全予約制で、ゆっくりお話できる空間にしています。クルマに直接触れて、感じていただきたくて…。そのためのパッケージとしてショーラウンジを位置づけています。ブランドとしての姿勢がより感じていただきたいという想いで仕上げました」

ブラックの屋根とウッドのフロア。壁面は岩のような質感…。シックだけどどこかあたたかみのある館内では、間接照明とスポットライトにより、まるでオブジェのように照らし出されたアドセットのトラベルバンが並びます。

「クルマと同じデザイナーがデザインしているので、違和感ない仕上がりになっていると思います。完成したクルマをご納車する際には、ショーラウンジの専用スペースから新しいADDSETライフをスタートしていただけるようにしています。納車式など大切なセレモニーなどで、アルフレックスをより理解していただける場所にしたいと考えています」

効率よく生産できる環境を整えるためにファクトリーを拡大!

ショーラウンジとともに、新たに増設したのがファクトリー(本社工場)です。

「本社工場を建設した最大の理由は、生産台数を増やすことです。ファクトリーを新しく増設したことにより、いまでは年間に500台以上の生産を行っています。そのおかげで、出来る限り短い期間でより早くご納車ができて、よりたくさんのお客様にADDSETライフを楽しんでいただけるようになりました」

生産効果を高めるために、どんな工夫を?

「新しく本社工場を作ったことによって、W工場体制となり、それぞれの工場の役割を明確にすることができました。これまで材料の生産と組み立ての両方を行ってきた工場(第2工場)を、材料の加工専用にし、製造方法のシステム化によって製造時間を圧縮。また、本社工場では出来上がった材料を組み立てることに特化することで、生産効率を飛躍的に高めています」

だれもが高品質なものをつくれる仕組みをつくる!

アルフレックスといえば、独創的なセンスとマスタービルダーによるクオリティの高い仕上がりで、他のキャンピングカーとは一線を画してきたと思いますが…。

「もちろん機械では行き届かないところは、職人が行います。ただ、これまで弊社はマスタービルド的な色合いが強く、品質がいいことに奢りがあったのではないか。そう自問したんです」

どこで、納期を短縮するために、どのような結論に行き着いたんですか?

「お客様にとっては安くないお買い物なので、品質がよいのは当たり前です。とはいえ、プロフェッショナルが3人いれば、それぞれいいものが仕上がりますが、納得いく仕上がりを求めればどうしても時間がかかります。熟練の職人になるまでにも時間がかかるし、年齢がいけば体力もなくなります。すると需要に対して、ちゃんと供給できなくなる方が問題です。それを解決するために、だれもが高品質なものをつくれる仕組みづくりを考えました」

だれもが高品質なものをつくれる仕組みとは、具体的にどんなことでしょうか?

「具体的な仕組みは公開できませんが、少しだけお教えすると、メジャーや定規は使わなくても、緻密に組み立てられるシステムを開発し。だれがやっても品質が保てる仕組みを作りました」

その仕組みをつくるのは大変なことですよね?

「商品開発の段階で新しいモデルのマスター(試作車)が出来上がったら、その次に『量産のための仕組みづくりの開発』を始めます。時間にして、半年以上もの月日をかけます。その結果、その仕組みさえできればだれでも高品質な製品を、短納期でできるようになります。我々の使命はよりたくさんのお客様に、より早くご納車し、ADDSETライフを楽しんでもらうことですから」

シンプルなつくり込みと徹底した合理化から生まれた新モデル「ELEMENT」

そんな新たな仕組みで仕上がったのが、新モデル「ELEMENT」です。開発したのは、これまでアドセットをけん引してきた熟練スタッフとはセンスの違う若手スタッフとのことです。

「キーとなるアイテムが、国内で初めて採用するモビフレームの『スマートベッドシステム シート』です。シート単体で長さ1900mm×幅1200mmのベッドにトランスフォームするのが特徴です。そのため、ベッドにするためにシートを追加したり、マットをプラスする必要がありません」

「あとは、1枚モノのフロアやギャレー(調理設備)を配置すればOK。電源はサブバッテリーではなくポータブルバッテリーを使うことで、車両とリンクするケーブル工事をするだけ。シンプルなつくり込みにより、手間がかからず1日2台ペースでつくることができるため、これまでなかった車両本体価格470万円(税込)を実現できたのです」

国内のキャンピングカーシーンをリードしてきたアルフレックスが、これまでの概念を覆す低価格モデル「ELEMENT」が放つ意義は実に大きいものがあります。

「サブバッテリーシステムを投入したことも大きいですね。キャンピングカーといえば、サブバッテリーを搭載するのが当たり前でした。

でも、大容量のポータブルバッテリーが普及してきた今、大きなつくり込みの必要なく、車両とリンクするケーブル工事をするだけで使える手軽さを逃す手はありません。エンジンを止めてもテレビや室内灯はもちろん、冷蔵庫やクーラーだって使うことができますし、エンジンをかければ走行充電し、1時間で80%ほど回復する性能だってあります。なによりポータブルバッテリーを使うことで、車両価格を大きく抑えられるところがいいですね」

まずは「エレメント」を体感すべく、アルフレックス・ショーラウンジへ!

シンプルなつくり込みと徹底した効率化により生まれたモデルながら、ドアを開けた瞬間からアルフレックスならではのセンスとクオリティが息づく「ELEMENT」。

単体でベッドになる新規格シートに、フロア、ギャレー、ポータブルバッテリーなどをパッケージに、車両本体価格470万円という低価格を実現したこの1台が、国内キャンピングカーシーンに与えるインパクトは計り知れません。また、これだけの装備を誇りますが、キャンプだけではなく、ロングドライブ+車中泊などにも活用したい1台です。

※記事内容や商品価格は記事執筆時点のものです。最新の情報は下記のメーカーオフィシャルサイトでご確認ください。

>>アドセット「ELEMENT」の価格や詳細はこちら(オフィシャルサイト)

まずはELEMENTをその目で見て、体感するべく、アルフレックスのショールームラウンジへ!

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筆者   岡本 晃
元自動車雑誌編集者/編集長。現在は「オフィス・アヘッド」という屋号で、ライター/編集者として活躍している。自動車雑誌、カスタム系雑誌への寄稿が多く、関西エリアを拠点に活動中。ジャンルを問わず、面白いモノ・コトを掘り起こして執筆することに力を注いでいる。
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