PHEVで磨かれた走りと広がるアウトドア遊びの可能性|三菱 エクリプス クロス PHEV 試乗レポート【PR】(1/3)
- 筆者: 山田 弘樹
- カメラマン:佐藤 正巳
PHEVモデルが追加された三菱のクロスオーバーSUV、エクリプス クロス。先にPHEVを搭載したアウトランダーとともに、電動化したS-AWCの実力を高速や林道、ワインディングなどさまざまなシチュエーションでチェック。また給電機能を確かめるべく、オフロードコースをeMTBで遊んでみました。
PHEVを搭載した2台のSUVで都内から高速、ワインディング、そして林道へ
三菱のSUVラインナップにおいて、クーペスタイルの二枚目役を担当するエクリプス クロスが、登場3年目にして2020年末に大きくマイナーチェンジ。2.2リッターディーゼルターボエンジンを廃止したことと引き替えに、待望のプラグインハイブリッドをラインナップに加えてきた。
ということで今回は、PHEVの先陣を切った長兄アウトランダーと共に、混み合った都内を抜けて、関東近郊のワインディングまで足を伸ばしてみた。
躍動感溢れるクロスオーバーSUV「エクリプス クロス PHEV」のデザイン
さて走り出す前にまず、新型エクリプス クロスの変更点を確認しよう。
一番最初に目に飛び込んで来るのは、デザインのブラッシュアップだ。特にフロントマスクは三菱のデザイン言語である「ダイナミックシールド」を、さらに先鋭化させてきた。ハニカムタイプとなった台形フロントグリルは“ランエボ”ばりに性能の高さを表現し(これがダイナミック)、外側から包み込むシェイプで“パジェロ”から受け継がれる安心感と強さをアドオン(これがシールド)。さらにターンシグナルとヘッドライトを上下に分けて昼夜の視認性を高めながら、シャープな表情で三菱の伝統と未来への躍動感をひとつにまとめあげてきた。
ひとクラス上の存在感を放つスタイリングで居住性もアップ
そして機能面では、全長が140mm拡大された。
これは主にプラグインハイブリッドとそのパワーユニットを搭載するための措置で、2670mmのホイールベースはそのままに、主にリア・オーバーハングの拡大(105mm)を行った。
またこのサイズアップはトランク容量をも拡大し、少なからずあった市場の要求にも応えることができたようだ。
ちなみに前期型のトランク容量は後席を一番前にスライドすることで448リッターを確保していたが、シートを一番後ろにスライドさせるとその容量は341リッターだった。対して新型はリアシート固定だがガソリンモデルで405リッター、そしてこのPHEVでさえ359リッターの容量を得ている。またリチウムイオンバッテリーの搭載で座面が高まったリアシートだが、身長171cmの筆者で頭上、ひざ周り共にこぶしタテ1個半くらいの余裕があり、リクライニングを効かせればミニバンのセカンドシートほどの自由度はないが、リラックスした後傾ポジションも取ることができた。
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